本屋、はじめました

2017年の13冊目(4/4)。

辻山良雄『本屋、はじめました』苦楽堂(2017年)★★★

 リブロ池袋店の閉店を機に、新刊書店を荻窪ではじめた著者。前史がいい。幼少期の読書体験、その後時がながれて、浪人時代に読書を再開。行き帰りの電車での読書、梅田の紀伊国屋、三ノ宮のジュンク堂に立ち寄る著者。大学に入ってから、リブロ池袋本店でのワクワク感。すごくよくわかる気がする。
 著者は、リブロでの書店員の経験を活かして、とても素敵な新刊書店を開店させた。本書を読むと、著者独自のノウハウがいっぱい詰まっている。どういう本を揃え、どんな棚にするか、読んでいるだけで楽しくなる。店主としてお客様に対する向き合い方もなるほどと思わせる。加えて、しっかりとしたビジネス感覚を併せ持った方だと思う。一度訪れてみたい本屋だ。

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