自分のなかに歴史をよむ

2014年の30冊目(9/21)。

阿部謹也「自分のなかに歴史をよむ」ちくま文庫(2007年)★★★

今から約25年前にちくまプリマーブックス版で読み、三読目になると思う。学生時代に著者の講義を聞く機会があったが、そのときはその良さ、面白さがまるでわからなかった。
著者の学生時代、卒論のテーマ選びに迷っている時。上原専禄先生から言われた「どんな問題をやるにせよ、それをやらなければ生きてゆけないというテーマを探すのですね」ということばの重み。著者の研究の原点だという。さらには、「解るとはいったいどういうことか。解るということはそれによって自分が変わるということでしょう」。いずれのことばもしびれる。
著者はヨーロッパをどういうふうに理解したか。とても面白く、わかりやすく、そして考えさせる本だ。

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